ヘルタMF原口元気(26)はホームのバイエルン・ミュンヘン戦に先発出場し、持ち前の高いボール技術を発揮した。

 2点ビハインドの後半6分、キミッヒとボアテング、さらにフンメルスといったドイツ代表レギュラーDF陣を切れ味鋭いドリブルでかわし、FWドゥダのゴールを演出。今季初のアシストを記録するなど、今シーズンここまで出場機会に恵まれなかったうっ憤を、見事に晴らした。

 ヘルタのダルダイ監督は「バイエルンの両サイドバックが攻撃的で高い位置を取るので、その裏を狙いたかったのだが、原口はフレッシュで、ダイナミックで、情熱を持ってプレーしていた。(原口が記録したヘルタの)1点目のアシストは、ワールドクラスの出来だった。原口は私の信頼にしっかりと応えてくれたし、本当に良いプレーだった」と手放しで褒めた。(鈴木智貴通信員)