バルセロナDFピケが代表引退も考えていると、2日のスペイン紙マルカが報じた。

 カタルーニャ自治州の独立投票の影響で、1日のバルセロナ-ラスパルマス戦は無観客試合となった。以前から独立運動に賛成していたピケは試合後、メディアに応対し、自分の存在がスペイン代表のロペテギ監督、スペインサッカー協会にとって問題となるのであれば、代表から退く意思があることを告げた。「もし協会の誰かが、僕が問題になると思うのであれば、2018年になる前に代表から引退する」とコメントした。

 また、投票を巡り、警察と市民の激突が起きたことについては「ここ40~50年で最悪な政治だ。カタルーニャとスペインが離れている原因はスペイン政府にある。首相はこんなことが起こるレベルの力しかない」と批判した。

 試合はメッシの2得点などで3-0とホームのバルサが勝利したが、誰1人チームの勝利を祝うものがスタンドにいない寂しいものだった。また無観客試合を開催したことに不満を持ったクラブ役員2人が辞任しているという。