ウェールズ代表監督に就任したライアン・ギグス氏(44)をめぐって、熱烈なウェールズ代表ファンから疑問の声が上がっていると、16日の英紙サンが報じた。現役時代に親善試合への出場率が格段に低いのが理由だという。

 ギグス監督は91年に代表デビューしたが、その後9年間で18試合の親善試合に出場しなかったことで、非難の対象になっていた。

 ギグス監督は「批判は少し不公平だよ。そうだね、でもサッカーは意見を言うことでもある。サポートしてくれる人もいるだろうし、そうでない人もいるだろう。彼らの意見を変えるためにはすべてをささげるしかないし、そのつもりだよ。成功するつもりだし、試合に勝利するつもりだ。僕のすべてをささげると約束するよ。現役時代の僕がそうであったようにね」と弁明した。

 また就任が決まった直後にマンチェスター・ユナイテッド時代に師事したファーガソン元監督と話したことも明かした。「お祝いの言葉と成功を願ってくれた。それに必要であれば、いつでも電話してくるように言ってくれた。学べる人が身近にいることは幸運なことだよ」と話した。