MF宇佐美貴史、FW原口元気が所属するデュッセルドルフは、ホームでアウエに2-1で競り勝った。
前半終了間際から1人アップを開始していた原口は、後半17分に交代枠の1番手で出場。得意とする左サイドに入ると、同38分と42分には立て続けにハーフライン付近で2人をドリブルでかわす“らしさ”を見せ、ホームの観衆から声援が沸き起こった。
以下は原口との一問一答
-とりあえず試合に出ることができた
原口 はい、久しぶりに公式戦に出たので、楽しかった。
-試合に出ることは前から言われていた?
原口 出るとは言われてないですけど、ベンチ入るっていうのは知ってた。いった瞬間に「行けるか?」って言われました。
-実際入ってみて感触は?
原口 見てても、1部と違うのはわかるし、1つ1つのところで違いを作れるだろうなというのはあった。
-実際に試合に入ってみて。ドリブルでかわすシーンも何度かあったが
原口 1枚、2枚ははがせるなとは思ってたし、そういうプレーはできましたけど、(点に)絡みたかったですけどね。でも少しリハビリが必要というか、まだ最後息があがったり。
-まだ試合勘は戻ってないということ?
原口 それはないですけど。やっぱ90(分間)やってないので、そっちの不安のほうがある。90は長いことやってないから。
-途中から入るほうがキツい?
原口 途中の方がキツいですけど、でも1歩踏み出した。
-改めてここでやってこうというところで、ホっとした? どんな感想?
原口 ヘルタだったら今日のプレーでね「グーテ アルバイトだ(良い仕事だ)」って言われてたけど、ここではもう1個違いを作ってかないといけないと思ってる。そこをやっていきたいですね。
-それは監督からの要求?
原口 監督ともそういう話はして、「ヘルタではこんな感じだったけど」という話をしたら、「ここではもっと、ゴールに絡んでほしい」ということは言われたし、それを求め、より伸ばせると思ったからここに来た。
-あえてデュッセルドルフを選んだのは
原口 監督の熱意もそうだし、自分のやりたいこと、自分の元々良かった部分っていうのを取り戻すために、ここへ来た部分もある。
-「かつての自分を取り戻す」という意味では、今日1試合やってみて、それをつかめる感覚も?
原口 いいチャレンジができてた。浦和時代だったらああいうところからぐいぐい行ってドリブルシュート決めてた。そういうプレーが4〜5本決まれば、半年で。自分にとって大きな自信を持ってW杯に行けると思う。そこの部分がやっぱり自分は少しヘルタでは、少ないというかね、チャンスとして少なかった部分だったので、それがこっちではヘルタより多くできるかなとは思う。試合したくて仕方なかったからね。「やっぱりサッカー好きなんだな」って思った。はい、楽しかったです。(鈴木智貴通信員)