FW岡崎慎司がプレーするウエスカとMF香川真司が所属するサラゴサが、ウエスカのホームスタジアム、エル・アルコラスで22日に対戦し、ウエスカが2-1で勝利した。

スペイン北東部のアラゴン自治州に本拠地を置くクラブ同士のダービーマッチ。先発出場した元日本代表2人について、試合翌日のスペイン各紙の評価は明暗分かれるものとなった。

スペイン紙マルカは前半20分に左サイドからのグラウンダーのクロスをゴール前で合わせて先制点を記録し、ウエスカの勝利に貢献したフル出場の岡崎について、チームトップとなる2点(最高3点)をつけた。ウエスカで岡崎と同じように2点がつけられたのはジョズエ・サ、プリード、モスケラ、エウヘニ、セルヒオ・ゴメスの5選手。一方、後半12分に交代した香川の評価は1点だった。

スペイン紙アスも岡崎に2点(最高3点)をつけた。ウエスカのトップはセルヒオ・ゴメスで3点。そしてジョズエ・サ、プリードが岡崎と2点で並んだ。一方、香川については最低の0点という厳しい評価になったが、サラゴサのチームメート、デルマス、ギティアン、クレメンテ、イグベケメの4選手にも同様の評価が下されていた。

今夏マラガでのトラブルを経てウエスカに入団した岡崎の今シーズンここまでのリーグ戦成績は18試合1261分間出場4得点0アシスト。先発出場は13回。

一方、大物選手としてサラゴサに今夏迎えられた香川のリーグ戦成績は17試合1130分間出場2得点1アシスト。先発出場は15回。

ともに1部リーグ昇格圏内にいる両チームとも1週間程度のつかの間のクリスマス休暇を過ごした後、29日よりシーズン後半戦に向けて練習を再開する予定になっている。

新年最初の試合となる第22節で、3位のウエスカは1月4日にアウェーでエルチェ、5位につけるサラゴサは1月3日にホームでスポルティング・ヒホンとそれぞれ対戦する。

(高橋智行通信員)