レアル・マドリードは多くのプロ選手を輩出し、欧州最高の下部組織を保有していると、スペイン紙アスが28日に伝えた。

下部組織はBチームのカスティージャを頂上に、MF中井卓大が所属するフベニールC(U-17)などを含めて13カテゴリーあり、300人を超える選手で構成されている。今季、トップチームでプレーする下部組織出身の選手はMFカゼミロ、DFカルバハル、MFバルベルデ、DFナチョ、FWバスケス、FWマリアーノの6人。ナチョだけがRマドリード一筋でプレーしている。

Rマドリードの下部組織出身選手は、欧州の19カ国の1部リーグで計83人がプレーしている。

スペイン国内では42人で、スペイン1部でプレーする選手の8%を占める。最も多くプレーしている国内の他クラブは、FWモラタやMFサウールらがいるライバルのAマドリードと、GKディエゴ・ロペスらがプレーするエスパニョールで、ともに5人が所属している。

国外では41人が活躍中で、ドイツに最多6人の選手を送り込んでいる。イングランドに5人、フランスとギリシャに4人。DFハキミ(ドルトムント)、DFマルコス・アロンソ(チェルシー)、MFマタ(マンチェスターU)らが欧州トップクラスのクラブでプレーしている。

Rマドリードに最も多くの移籍金をもたらした選手はAマドリードでプレーするモラタ。17年の夏に8000万ユーロ(約96億円)でチェルシーに移籍した。AマドリードにはMFマルコス・ジョレンテを4000万ユーロ(約48億円)で、パリサンジェルマンにはFWへセを2500万ユーロ(約30億円)で売却している。(高橋智行通信員)