サウジアラビアの政府系共同事業体は、MF本田圭佑(33)が所属するブラジルの古豪ボタフォゴ買収に乗り出している。FW武藤嘉紀が在籍するイングランド・プレミアリーグのニューカッスル買収に着手したと英メディアに報じられたサウジアラビアのモハメド・ビン・サルマン皇太子などが携わるグループ企業で、2クラブ目の経営に興味を示している。9日に報じた英ニューカッスルの地元紙ザ・クロニクルによると、ニューカッスルの買収後、今年末までにボタフォゴ買収も狙っているという。

このサウジ共同事業体は3億ポンド(約420億円)でニューカッスル買収を進めているが、新型コロナウイルス感染拡大でプレミアリーグが中断していることで交渉が遅れているとされている。関係者は「7月までに通常の状況に戻ることができれば、12月には非常に良いチャンスがある」とボタフォゴ買収にも手応えを口にしている。