ヘタフェは20日、スペインリーグ第19節で岡崎慎司が所属するウエスカとホームで対戦し、1-0で勝利した。試合後、ホセ・ボルダラス監督(56)が記者会見に出席し、メディアの質問に答えていた。

ボルダラス監督は、仮にシーズン開幕時に久保建英とアレニャが加入していた場合にチームの順位がどうなっていたかを問われ、笑顔を見せながら、「我々は彼らの加入に満足しているし、我々と過ごしたのが本当にわずかな時間であるにもかかわらず、大きな貢献をしてくれている。彼らは大きなポテンシャルを備えているので、我々はとても満足しているよ」と返答していた。

久保がFKを蹴った理由については、「彼はFKをとてもうまく蹴ることができる選手だ。我々は今週を通じて、さらには試合前、そのことについて話し合った。我々にはカルレス(アレニャ)やマウロ(アランバリ)もいる。私はその特徴を見て、彼はFKの素晴らしいキッカーであり、我々に貢献できると考えたんだ。FKを何本か、とてもうまく蹴っていたよ」と説明した。

久保のウエスカ戦の評価については「私は彼と話していたし、彼は大きな熱意を持ってここにやって来た。彼に自分のプレーや才能、彼が備えている1対1の能力を伸ばすように伝えていた。前半はあまりペナルティーエリア内や中央のゾーンに進入していなかったので、後半はもう少し中に入るように指示を出したんだ。彼が攻撃面で我々に貢献してくれたのでとてもうれしいよ。そしてダミアン(スアレス)をサポートするため、守備のタスクで身を粉にしてくれたし、本当にうまくフィットしていた」と称賛した。

システム変更の理由については「アレニャの特徴を考慮し、我々はその決断を下したんだ。我々にはこれまで、チームメートとうまく連係し、素晴らしいラストバスを出せるあのような特徴の選手がチームにいなかった。彼は今日、とても難しい試合の中、我々を大いに助け、貢献してくれた。チームは時によって、選手に応じてシステム変更を決定することがある」と明かしていた。

(高橋智行通信員)