レアル・マドリードの下部組織に所属するMF中井卓大(17)が3日、Bチームのカスティージャの公式戦で今季2度目のベンチ入りを果たした。

Rマドリードのレジェンドのひとりであるラウール・ゴンサレスが監督を務めるカスティージャは同日、スペイン3部リーグ・グループ2第6節でアトレチコ・バレアレスとホームで対戦。フベニールA(U-19)に所属する中井はひとつ上のカテゴリーであるこの一戦で背番号26をつけ、Rマドリード前監督ジネディーヌ・ジダン氏の三男テオなどとともにベンチ入りメンバーに選ばれた。しかし最後まで出番はなく、結果は2-2の引き分けだった。

中井は今夏、カスティージャでプレシーズンマッチに出場していたが、公式戦でベンチ入りするのは9月4日にホームで行われた第2節サン・フェルナンド戦以来。この時も今回同様、90分間ベンチだった。

これまでカスティージャで公式戦に出場した日本人選手はいない。2年前の夏、当時、Rマドリードに加入したばかりの日本代表MF久保建英のカスティージャでの公式戦デビューが間近に迫ったが、リーグ開幕直前にマジョルカへの期限付き移籍が決定したため実現しなかった。(高橋智行通信員)