レアル・マドリードが17日、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長(60)の発言に反論した。
ラポルタ会長が17日に記者会見を開き、審判買収疑惑による“ネグレイラ事件”の弁明などを行った。その際、ライバルチームのRマドリードについて辛辣(しんらつ)な言葉を述べていた。
「スポーツ面で被害を受けたと感じているクラブについて言及したいと思う。レアル・マドリードというクラブは歴史的に判定で恩恵を受けてきた。彼らは政治的権力に近いところにいるため時の政権のチームと考えられてきた。70年間、審判技術委員会の会長の多くがレアル・マドリードの元会員、元選手、元監督だったことは覚えておく価値のあるものだと思う。70年間、ピッチで判定を下す人たちを選んできたのはレアル・マドリードの元会員、元選手、元幹部だった。そんなクラブが出廷し、バルサの歴史の中で最高の時期にスポーツ面で被害を受けたと主張するのは前代未聞の冷笑的な行為だ」
この発言に対し、レアル・マドリードは特にフロレンティーノ・ペレス会長など誰も反応を示さず、唯一クラブの「レアル・マドリードTV」でのみ反論した。「実際にはどのチームが政府のチームだったのか?」と問いかけた後、バルセロナが過去、1938年から1973年までスペインで独裁政権を敷いたフランコ総統と良好な関係だったことを指摘した。
そして、バルセロナがフランコ総統から破産の危機を3度救われたことや勲章を3度授与されたこと、フランコ総統をクラブの名誉会員にしたこと、1957年のバルセロナのホームスタジアム、カンプ・ノウの開場式がフランコ政権で大臣を務めたホセ・ソリス・ルイス氏によって行われたことなどを説明した。
またスポーツ面に関して、バルセロナがフランコ政権下でスペインリーグに8回、国王杯に9回優勝した一方、レアル・マドリードがフランコ政権発足後、スペインリーグに優勝するまでに15年かかったことを強調。さらにレアル・マドリードがスペイン内戦時に解体され、選手たちが殺害、逮捕、追放という憂き目にあったことも併せて伝えた。
(高橋智行通信員)

