シントトロイデンのMF伊藤涼太郎(26)がアウェーのメヘレン戦で2ゴールを挙げた。0-2の後半13分から出場し、加入後初となる1試合2得点。チームを3-2の逆転勝利に導いた。

1点目は2点ビハインドの後半22分。左サイドから敵陣中央でパスを受けると、素早く右へ展開。そのままペナルティーエリア内に侵入し、右からの折り返しを受けて右足でゴール左隅に蹴り込んだ。チームの公式YouTubeで「あそこに入っていくのは自分の得意なところ。ゴール前でのプレーは自分のストロングとしているところで、1点目は狙っていた形でした」と振り返った。

2点目は2-2の後半44分。自ら蹴った左CKは相手にクリアされるが、そのこぼれ球を拾って中央に切れ込み、ペナルティーエリア手前から右足をコンパクトに振ってゴール右隅に決めた。「勝ちを欲していたし、僕自身も攻撃の選手としてゴールを欲していた。チームメートに感謝したし、ファンにも感謝したい」と逆転勝利を喜んだ。

今季はこれで6ゴール目。「開幕前は15ゴールという目標を掲げていた。(残り8試合で)まずは2桁できるように」としながらも「数字にこだわりすぎず、みんなで勝ち点3を取れればと思う」と話した。加入1シーズン目のアタッカーの活躍で、チームは今季初の3連勝を飾った。

なお、シントトロイデンのGK鈴木彩艶とDF小川諒也はフル出場し、U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマとMF山本理仁は後半途中までプレーした。