4年に1度の大舞台にMF久保建英(24=レアル・ソシエダード)が仲間の思いを背負って挑む。29日に千葉市内で行われた日本代表の合宿に合流。負傷で選外となった南野拓実(31=モナコ)が着けていた背番号「8」でW杯北中米大会に臨む経緯を明かした。ボール回しでは笑顔も多く、軽快な動きを披露した。国際親善試合アイスランド戦(31日、MUFG国立)に臨むメンバー26人全員がそろった。

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「10番が無理だったので、他の番号だったら何でもいい」。かつてそう語っていた久保が、8番着用のいきさつを説明した。「南野選手が出られないということで、8番を他の誰かがつけるくらいなら自分がつけたい」と志願。本人に直接連絡すると、「逆につけてくれるんだったら」と快諾されて新番号が決まった。

並々ならぬ思いがある。南野は昨年12月に左ひざ前十字靱帯(じんたい)断裂し、間に合わなかった。久保にとっては左右のトップ下(シャドー)で並び、良好な関係性を築いてきたパートナーの離脱。「(南野は)ピッチ内外でチームを鼓舞できる存在ですし、そういった部分もしっかり引き継いで、陽気で明るい部分も引き継いでやっていきたいなと思っています」と誓った。

継承したNO・8は日本のラッキーナンバーだ。02年日韓大会の森島寛晃や18年ロシア大会の原口元気、22年カタール大会の堂安が同番号で得点。合計4得点は背番号別最多を誇っており、久保にもW杯初得点の期待がかかる。

夢舞台の開幕まで12日。前回とは異なる立場で臨む。最年少メンバーとして臨んだ前回大会は初戦のドイツ戦に先発も、前半のみで交代。その後は体調不良もあり、ピッチに立つことはなく不完全燃焼に終わった。月日は流れ、6月4日に25歳を迎える。代表の主軸に成長し、全盛期を迎えつつある。「しっかり個人としても、チームとしても、前回以上の結果、内容を求めて頑張っていきたい」。こだわりの背番号で仲間のためにピッチを駆ける。【佐藤成】