日本(FIFAランキング18位)がスウェーデン(同38位)と1-1で引き分け、F組2位通過となった。
FW前田大然(28=セルティック)が後半11分に先制点を挙げたが、同17分に追いつかれた。1勝2分けの勝ち点5となった。同時刻のオランダはチュニジアを3-1で破り、2勝1分けの勝ち点7で1位通過した。
これで32チームによる決勝トーナメント1回戦(29日=日本時間30日午前2時、ヒューストン)の相手は、C組1位の王国ブラジル(同6位)となった。
1次リーグ最終戦。引き分け以上で2位以内が決まる中、森保一監督は好調のFW上田綺世(フェイエノールト)、MF鎌田大地(クリスタルパレス)、MF中村敬斗(Sランス)らベストメンバーを先発させた。
GK鈴木彩艶(パルマ)、3バックは左から伊藤洋輝(Bミュンヘン)、板倉滉(アヤックス)、瀬古歩夢(ルアーブル)。ボランチは鎌田と田中碧(リーズ)、ウイングバックは右に菅原由勢(ブレーメン)、左に中村、シャドーは右に堂安律(Eフランクフルト)、左に前田大然(セルティック)、そして1トップは上田が入った。
スウェーデンは強力2トップのイサク(リバプール)とゲェケレシュ(アーセナル)に加え、右ウイングに突破力あるエランガ(ニューカッスル)を添えた3トップ布陣で挑んできた。
その前半は拮抗した展開となった。序盤に立て続けにCKを奪われたが、得点を許さなかった。両チームとも中盤から激しく体を張り合い、攻撃の芽を摘む。田中が激しくボール奪取する場面が多く、決定機がないまま試合は進んだ。
前半39分には板倉が足に違和感を訴え、DF谷口彰悟(シントトロイデン)と交代した。
前半40分には膠着(こうちゃく)状態を打開すべく菅原がペナルティーエリア外から右足シュート。鋭い弾道だったが、GKゼッテルストロム(ダービー)の正面でキャッチされた。
後半44分には左から中村が仕掛けゴール前へ折り返したが得点ならず。続く同45分には中村がエリア内から絶妙なコントロールシュートをゴール右へ放ったが、GKゼッテルストロムのセーブに阻まれた。前半唯一のビッグチャンスだった。
前半終了間際に押し込まれたが、集中力を保ち得点は許さない。0-0で前半を終えた。
優勢に進めた日本は後半3分、敵陣バイタルエリアでパスをつなぎ田中が右足を力強く振ったが、ゴール上へと外れた。同8分には連続攻撃から堂安がシュート。ディフレクトしたボールを左サイドから鎌田がシュートしたが、GKゼッテルストロムにセーブされる。ここはオフサイドだった。
そして日本が均衡を破った。後半11分、右の菅原から堂安、上田、堂安と素早くワンタッチでつなぎ、左前方へスルーパス。前田が鋭く反応し、右足でゴールを奪った。1-0と先手を取った。前田は前回カタール大会に続く2大会連続ゴール。また、日本の1大会7得点は過去最多となった。
しかし喜びもつかの間、すぐに追いつかれた。後半17分、スウェーデンのエランガに右からのカットインシュートを決められた。ビューティフルゴールにGK鈴木のセーブは及ばず、1-1の同点となった。
後半20分にはゴール前のボールロストからイサクに狙われたが、GK鈴木がセーブ。勝ち越し点は許さなかった。ただスウェーデンに押し込まれる時間が増えた。
日本は後半21分、上田と堂安に代えてFW小川航基(NECナイメヘン)とMF伊東純也(ゲンク)を投入。決定力あるフレッシュな2選手の投入で、勝ち越し点を狙いにかかった。
次の1点を巡り総力戦の様相。さらに後半30分、中村と瀬古を下げてDF長友佑都(FC東京)とDF渡辺剛(フェイエノールト)が投入された。長友はアジア史上初となる5大会連続のW杯出場を達成した。
守りを固めつつ次の1点を狙いにかかった。後半38分には右から鎌田がクロスボールを送り、小川が飛び込んだが惜しくもミートできず。終盤には押し込まれたがGK鈴木を軸に防いだ。スコアを保ち着実に勝ち点1を手にした。
2位突破となり、次はW杯最多5度の優勝を誇るブラジルが相手。昨年10月14日に東京・味スタで対戦し、南野拓実、中村、上田のゴールで3-2の逆転勝ちを収めている。ベスト8以上の「新しい景色」を見るためにも、再び大敵を打ち破るしかない。


