【ニューヨーク=佐藤隆志】ノルウェー(FIFAランキング31位)の怪物FWアーリング・ハーランド(25=マンチェスターC)が、歴史的2ゴールでブラジル(同6位)を撃破した。後半34分、MFシュルデルップ(ベンフィカ)が左からクロスボールを送ると、ゴール前で待ち構えたハーランドが打点の高いヘディングシュートを決めた。
さらに後半45分にはまたシュルデルップのパスを受けたハーランドが左足の強烈なミドルシュートを打ち込んだ。
後半アディショナルタイムにネイマールにPKから1点を返されたが、エースの2得点が勝負を決めた。
殊勲のハーランドは「もしかしたら、これはノルウェーの歴史に名を刻むことになるかもしれない。みんな楽しむだけでいい。今日は本当にクレージーな日だ。ノルウェーの歴史の中でも最もクレージーな日の1つだ。ただ(勝利の)喜び受けとめて、この瞬間を楽しんでほしい」と勝利の余韻に浸った。
試合後は自ら太鼓をたたいて音頭を取り、チームとスタンドのサポーターと「バイキング・ロー」のパフォーマンスを披露。これはバイキングの船こぎをイメージしたもので、息の合った動きと声かけで歴史的勝利を祝った。
ハーランドは今大会7点目でメッシ(アルゼンチン)、エムバペ(フランス)に並びトップ。代表戦14試合連続ゴール。さらに国際Aマッチ通算で54試合62得点と怪物ぶりを遺憾なく発揮した。
11日の準々決勝でイングランド-メキシコの勝者と対戦する。
◆アーリング・ハーランド 2000年7月21日、英国リーズ生まれ。ノルウェーのプリン育ち。元ノルウェー代表の父と陸上選手だった母を持ち、幼い頃から優れた身体能力を示して各年代別代表で活躍。19年のU-20(20歳以下)W杯では1試合9得点の離れ業をやってのけた。モルデ(ノルウェー)、ザルツブルク(オーストリア)を経て19歳でドルトムント(ドイツ)に移籍し、公式戦通算89試合86得点。22年5月にマンチェスター・シティー(イングランド)入り。プレミアリーグ得点王3度。公式戦通算198試合162得点。ノルウェー代表では国際Aマッチ通算54試合62得点。195センチ、94キロ。利き足は左。


