米ESPNは「リオネル・メッシも結局のところ人間だった」と、エジプトに大逆転勝ちしたアルゼンチンの大黒柱リオネル・メッシの安堵(あんど)ぶりを報じた。

メッシは、7日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント2回戦・エジプト戦の前半、0-1の場面でPKを失敗。そのままハーフタイムを迎え、後半22分にはリードを0-2に広げられた。

しかしクリスティアン・ロメロのゴールで1点を返した後、メッシが劇的な同点弾を左足で決め、そして後半ロスタイムにエンソ・フェルナンデスが決勝のヘディングシュート。アルゼンチンは3-2で、W杯史上に残る歴史的な逆転劇を成し遂げた。

メッシは後半38分に試合を振り出しに戻す同点ゴール(今大会トップの8点目)を決めた後、コーナーフラッグへと走り、ガッツポーズをしながら2度ジャンプし、メルセデスベンツ・スタジアムのスタンドにいるアルゼンチンサポーターを指さした。

このゴールセレブレーションについてメッシは試合後「実際に、あれは我々にとって解き放たれた瞬間だった」と語った。

メッシは「無駄にしてしまったPKと、その蹴り方に対して、僕は激しい怒りを感じていた。あの重要な瞬間に、チームを失望させてしまったと感じていた」と振り返り、「しかし幸運にも、神は最後に再び僕に特別なものを用意してくれていて、同点ゴールを決めることができた」と喜んだ。

メッシはあらためて自身のゴールと勝利について「我々は解き放たれ、計り知れない喜びを味わった。それは再び応援のために会場を訪れてくれたファンにとってもそうだったと思う。彼らはアルゼンチン人であることの意味を教えてくれて、我々にプライドを与えてくれる」と話したという。

メッシは終了の笛が鳴ると泣き出し、チームメートたちがキャプテンの周りに集まった。前回王者はまたしても見事な逆転劇を演じ、ピッチの中央でメッシを胴上げした。

アルゼンチンは11日に米ミズーリ州カンザスシティーで行われる準々決勝でスイスと対戦する。

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