FIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会で、アメリカ代表FWフォラリン・バログン(25=モナコ)が出場停止処分を回避した騒動は、さらなる広がりを見せている。
欧州議会議員72人が、EU加盟国のサッカー協会27団体の代表に対し、国際サッカー連盟(FIFA)とジャンニ・インファンティーノ会長に対して、“バログン騒動”についての調査を求めるよう、書簡を送った。9日、米国大手スポーツメディア「ジ・アスレチック」が報じた。
バログンは決勝トーナメント1回戦のボスニア・ヘルツェゴビナ戦でレッドカードを受け、1発退場となり、2回戦のベルギー戦は出場停止のはずだった。だが、トランプ大統領によるFIFAへの要請があり、処分保留となってベルギー戦で先発出場する異例の措置が行われた。試合前にベルギーサッカー協会はFIFAの決定に異議を申し立てたが、却下された。
欧州議会議員は6月29日に、FIFAが昨年12月にトランプ大統領に「FIFA平和賞」を授与していたことについて、政治的中立義務の度重なる違反を指摘し、FIFAへ書簡を送っていた。
バログンの件でも、欧州の各サッカー協会が介入し、FIFAと同会長の調査を求めるように呼びかけている。
すでに欧州サッカー連盟(UEFA)は声明を発表しており、「理解しがたい」「超えてはならない一線を越えた」と批判している。


