「前回の成績を超えたい」と臨んだ世界屈指の右サイドバック、モロッコのハキミの挑戦は準々決勝で幕を下ろした。過去最高の4位だった前回カタール大会と同様、フランスに0-2で完敗。所属するパリ・サンジェルマンのかつての同僚で同じ27歳、親友のエムバペとそろって主将マークを巻き、劣勢の中でも奮闘したが実らなかった。
前半は相手に押し込まれた中、追加タイムでペナルティーエリア右手前からのFKで直接ゴールを狙ったが得点には至らず0-0で折り返した。後半のピッチに出る前に仲間を集めて声をかけると、カウンター攻撃での好機が増えた。
しかし後半15分、再三対峙した盟友に先制点を許し、6分後にはデンベレに2点目を決められた。終盤には左CKで鋭いボールを近いサイドへ送ったが、アイナウイのヘッドはサイドネットへ。反撃は及ばず、終了の笛を聞いた。
両親がモロッコ出身で、スペインで生まれた。自身も含め、欧州出身者が多いチームを束ね「W杯に本命はいない」と果敢に頂点を狙ったが、届かず。31歳で迎える次回はスペイン、ポルトガルとともに共催国の一つとなる。4年後へ、悔しさを胸に再出発する。


