「無敵艦隊」スペイン(FIFAランキング2位)がフランス(同3位)を2-0で下し、4大会ぶりの決勝進出を果たした。

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フランスFWキリアン・エムバペ(27=Rマドリード)の夢がついえた。スペイン相手にまさかの完封負け。試合終了のホイッスルを聞くと、がっくりとピッチに崩れた。シュート3本を打ったが決定的なものはなかった。パスが受けられなければ、瞬発力も決定も出せない。世界最高級のフェラーリも車庫に眠ったまま。何もできなかった。

「自分たちが望んでいたような試合ができなかった。戦術的にも技術的にも、そして全体的なパフォーマンスの面でも。W杯の準決勝でやるべきことをやれなければ、勝つことはできない」。今大会8得点。同数で並ぶメッシと得点王を争っていた。ゴールを期待していたフランスサポーターの涙と落胆を誘った。

過去3度のW杯では18年に優勝、22年に準優勝。そして今回は再び頂点への返り咲きを狙っていた。この試合がW杯21試合目。27歳にしてフランス史上最多出場選手となった。挙げた通算得点も20点。敗れたとはいえ、次の3位決定戦ではW杯史上最多21得点のメッシの記録を更新する可能性も残されている。

「もちろんこれは大きな失望だが、客観的に見れば、決勝進出に必要な要素をすべてそろえることはできなかった」。信頼を寄せるデシャン監督と一緒に戦う最後の試合となる。主将を託されたことで、選手としても人としても大きく成長させてくれた。その恩人のために、そして自らのプライドにかけて3位は逃さない。次回4年後のリベンジへの一歩とする。

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