陸上の木南記念は6日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われ、女子やり投げで北口榛花(はるか、21=日大)が64メートル36の日本新記録を樹立した。9月にドーハで行われる世界選手権の参加標準記録(61メートル50)と20年東京オリンピック(五輪)の参加標準記録(64メートル00)も突破した。

北海道・旭川東高時代の恩師・松橋昌巳氏(63=現北翔大外部コーチ)は、教え子の快挙を自宅のyoutubeで見たという。「本人からも連絡がきたけど、(日本記録の投てきは)スーッと抜けたようなスムーズな投げだった。今年も何回か試合に出ていて本人から(ラインで)動画が来ていたけど、(その時の投てきは)カーブしていたけど、今回はまっすぐに飛んでいた」と評価した。

16年6月に右ひじ靱帯(じんたい)を損傷。17年春には師事していた09年世界選手権銅メダルの村上幸史が日大を退職し、指導を受けられなくなるなど、厳しい環境に立たされた。松橋氏は「一番変わったのはケガがあったり、指導者がいなくなったりした中で、落ち込んで立ち直り、落ち込んで立ち直りを繰り返してきた。順調ではなく、アクシデントを乗り越えてきたことが大きかった」と精神的な成長を挙げた。

今後については「もともと才能、能力はある。まだまだ体力的に見ても伸びる余地はある。東京でメダルを狙うまでいってもらわないといけないね。応援するしかない」とエールを送った。最後に「2日後に64歳になるんです。64メートルの日本新は良いバースデープレゼントになりました」と目を細めた。