24年パリ・オリンピック(五輪)金メダルの北口榛花(28=JAL)が、優勝した。
2投目に日本新記録の68メートル92をマーク。自身の持つ従来記録を1メートル54更新し、3年ぶりに塗り替えた。世界歴代10位に並び、今季世界2位のビッグスルーとなった。
トロフィーをつかむと、両手を上げて満面の笑みで喜びを表現していた。
19日開幕の愛知・名古屋アジア大会でもぶつかる世界歴代2位71メートル74の記録保持者、18歳の厳子怡(中国)との直接対決で激闘を演じた。
英語でのインタビューにも笑顔で応じ、「本当にありがとう。やればできると信じていました。とても幸せです。このスタジアムでは、素晴らしい思い出ができました」と笑顔で話した。
5日のDL各種目年間上位者で争うファイナルでは優勝を厳に譲ったが、今季自己最高の65メートル44で2位に入った。
昨年6月に右ひじ痛を発症。実戦から離れた影響もあり、9月の世界選手権東京大会は予選敗退して、涙に暮れた。それでも、今年5月には男子世界記録保持者で伝説的な存在のヤン・ゼレズニー氏(チェコ)が正式にコーチとなった。1月に7年間師事した同じチェコ出身のセケラク・コーチとの契約を終了。2月から南アフリカにわたり、トライアル期間として五輪3度優勝のゼレズニー氏から指導を受けてきた。
アジア大会代表選考を兼ねた6月の日本選手権では2年ぶり5度目の優勝を果たした。
しかし、「この記録では世界と戦えない。3回目までに記録を出せるようにしている。65メートルに早く戻れるように頑張りたい」と話していたように、現状に満足することなく、再び
世界一への道を歩んできた。
アジア大会の前哨戦を制し、さらに強くなったジャベラーが、日本に戻ってくる。

