今季からチアチームを一新したのがBリーグ・川崎ブレイブサンダースの「IRIS(アイリス)」だ。ギリシャ神話に登場する「虹の女神」が名前の由来。ディレクターを務めるMISUZUさんは前身の「ブレイブサンダースチアリーダーズ(BTC)」時代からのメンバー。チアスクールも開校し、子どもから大人まで愛されるチアを目指す。

12人のメンバーが「IRIS」として新たなスタートを切った(C)KBT
12人のメンバーが「IRIS」として新たなスタートを切った(C)KBT

今シーズン開幕前の昨年8月、「BTC」として10年間親しまれてきたチアチームが、「IRIS」として生まれ変わった。メンバーはオーディションで選ばれた12人。

「ダンススキルを重視しながらも、『ラッパが吹ける』とか『ルービックキューブが得意』といった個性豊かなメンバーを集めました。それぞれのいいところを引き出しながらも、統一感あるチームができました」。

こう話すのは、2014-15シーズンからBTCのメンバーを務め、2017-18シーズンはプレーイングディレクターだったMISUZUさん。「今季から専属となり、チームを俯瞰(ふかん)して見られるようになりました。大きく変えたのはビジュアル面。ユニホームはもちろん、メークも親しみやすい感じに変えました。踊りはチアスタイル、NBAスタイルのほか、ジャズ、ヒップホップ、新体操のリボンを使ったものも取り入れています」と言う。

キャプテンを務めるのはBTC時代を含め2年目となるNAO。「3~9歳までバレエを習っていて、特技はフェッテターン。チアは大学の4年間学びました。IRISらしさを大事にしつつ、BTCで培ったチームスピリットを浸透させたい」と意気込む。

チームではチアダンススクール「IRIS GIRLS」も開校させた。4歳~小1と小2~4の2クラス。3拠点で、約50人が習っている。MISUZUさんは「希望者が多く、うれしい悲鳴を上げています。将来的には、スクールからIRISのメンバーが生まれたら」と期待を込める。

◆IRIS(アイリス) 昨年8月発足。「虹の女神」が名前の由来。コンセプトは「Be colorful~七色の虹のように個性を生かした多彩なチーム~」「Be heartful~輝く虹のように優しさと愛にあふれた温かい精神~」「Be cheerful~希望の虹のように川崎ブレイブサンダースを勇気づける存在~」。