男子ゴルフの谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)が21日、都内で「報知プロスポーツ大賞」表彰式に出席した。

 今季は初の日本タイトルとなる7月の日本プロを制すなど、自己最多年間3勝を挙げ、シーズン最終戦まで池田勇太(30=日清食品)と賞金王の座を争った。

 プロ野球広島の熱烈なファンとあって、表彰式で一緒になった新井貴浩内野手(39)との共演に大興奮。「他競技のアスリートの話を聞くのはおもしろい。共感する部分も、新しい発見もある。新井さんとカープの話もできたし、野球場にぜひ来てほしいと言っていただきました」と話した。来季は始球式などの期待も膨らむだけに「ゴルフより緊張しますね。アスリートとして、肩をつくっておかないと」とニヤリ。早くも“登板”する気満々だった。

 年明けは例年通り米ツアー、ソニー・オープン(1月12日開幕、米ハワイ州)から参戦。その後はシンガポール、ミャンマーで開催される日本ツアーの2試合が控える。当面の目標は4月のマスターズ出場につながる世界ランク50位以内。現在56位ということもあり「(主催者)推薦をもらえるかどうか」と、ポイントを稼ぐため積極的な海外ツアー参戦を模索している。

 「今年は(池田)勇太のおかげで僕も成長できた。松山(英樹)も含め(東北福祉大の)後輩からいい刺激ばかりもらっている。ベテランの僕が、どれくらいあいつらに食らいついていけるか」と意気込んでいた。