前年覇者の鈴木愛(23=セールスフォース)は通算イーブンパーの7位にとどまり、史上2人目の2連覇を逃した。

 首位と3打差の6位から出た最終日、1番で約1・5メートルのパットを沈めてバーディー発進した。7、8番も連続バーディーを決めて勢いづくかと思われたが、9番でバーディーパットをカップに蹴られた後の後半に「ショットとパットが全部悪くなりました」。10、11番と連続ボギーをたたいて崩れ、「何も言うことはありません」と唇をかんだ。

 7連覇(68~74年)と2連覇(76~77年)を成し遂げた樋口久子以来の連覇を狙っていた。「この大会に合わせ、しっかり調整してきたつもりでしたが、ここまでパットが入らないと…勝てないのは当然ですね」と表情を曇らせた。