「松山英樹」世代の木下稜介(27=ハートランド)が、国内ツアーで男女を通じて令和初となるアルバトロスで4位スタートした。1アルバトロス、2バーディー、2ボギーの69をマークし、上位につけた。
前半でスコアを1つ伸ばして迎えた3番パー5。残り245ヤードを3番アイアンで打った第2打は、追い風に乗ってピンに向かって飛んでいき、エッジで跳ねて消えた。「見えなくて入ったか分からなかった」と振り返り、1人だけいたギャラリーも反応がなかったために、まさか入っているとは思ってもみなかった。
グリーンに上がっても球はない。こぼれて奥にいったと思い進もうとすると、同組のキューに「カップチェック」と促された。半信半疑でカップをのぞき込むと自身の球がそこにあった。「うわっ入っている。マジか、と思って、超うれしかった」と自身も驚くビッグプレーで上位につけた。
松山とは高校がともに四国で同期。学生時代は何度となく対戦したが、ライバルが米ツアーで活躍する一方で、自身は14年にプロに転向してから苦労を重ね、昨年賞金ランキング54位に入り、ようやく初のシード権獲得と歩みはまったく違う。
同じ世界を夢見ながら差は開いたが、焦ることなく逆に同期の存在を力にしている。実績で上を行く松山は生きた教科書。昨年もLINEを送り、アプローチでアドバイスを受けるなど多くを吸収してきた。「昔からうまかったですが、今は足元にも及ばない。同期ですけど向こうの方が上なので、聞きたいことは聞いてという感じです。日本で頑張って早く米国に行って、英樹に追いつけるように頑張りたい」と話す。
今大会上位4人には、7月の全英オープンの出場権が与えられる。いつか世界にと夢見る27歳は「全英が掛かっている試合ですが、そこはあまり意識していない。目の前の1打1打で精いっぱい。(明日も)しっかりアンダーパーで回りたい」と気を引き締めた。
5アンダーで金庚泰(韓国)、ディラン・ペリー(オーストラリア)が首位に立った。和田章太郎(ディライトワークス)が、4アンダーで日本勢トップの3位につけている。昨年のツアー賞金王、今平周吾(フリー)が3アンダーで4位。昨年12月の日本シリーズJT杯以来の国内ツアーに参戦している小平智(Admiral)は、1オーバーの48位と出遅れた。

