2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の佐藤広副事務総長は11日、20年7~9月の大会前後に使用中止を要望している神宮球場に本拠を置くプロ野球ヤクルトや、春秋のリーグ戦を行う東京6大学野球連盟、東京都大会を開催する都高野連に使用の目的など事情を説明した。

 同時期には公式戦が集中しており、関係者からは困惑の声が上がっている。

 組織委はメインスタジアムの新国立競技場に隣接する同球場を、機材置き場やボランティアの待機場所に想定している。

 関係者は「できるだけ準備期間を短くしたい。影響が少なくなるよう、野球関係者と調整することになる」と話した。