2位で五輪連続出場を決めた加藤遼平(22=コナミスポーツ)の父でもあるコナミスポーツの加藤裕之監督(52)は「所属選手同士の争いだったし、あまり派手には喜べない」と言いながらも「ホッとしました。違う仕事をしていてスタンドで応援していたら、泣いていたかも」と父親の顔で話した。

 自らも日本代表として89年の世界選手権に出場。接戦をものにした息子について「精神面の強さは親譲りでしょう。私も失敗したことがなかったから」と笑いながらも「子どもの頃からマイペースで、何があっても動じなかった」と振り返った。そして「試合の時は毎回そうだから、驚きはない。でも、五輪の選考会でやったのだから、本物なんでしょうね」と目を細めていた。