世界選手権個人ラージヒル銀メダルの渡部暁斗(北野建設)が、2季ぶりに優勝した2月の第19戦札幌大会に続いて2連勝し、通算9勝目を挙げた。表彰台は3戦連続で今季6度目。

 前半飛躍では123・5メートルの111・3点で7位につけた。トップと34秒差で出た後半距離(10キロ)で順位を上げ、終盤はエリック・フレンツェル(ドイツ)との競り合いを制した。

 永井秀昭(岐阜日野自動車)は23位、加藤大平(サッポロノルディックク)は24位、渡部剛弘(ガリウム)は27位、清水亜久里(ユーグレナ)は29位、渡部善斗(北野建設)は41位だった。

 ▽渡部暁斗の話 納得のいくレースができた。すごくうれしい。粘って、前に出て、逃げ切れた。成長を実感した。