イタリアGP予選が行なわれルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がポールポジションを獲得した。ミハエル・シューマッハの記録を破りF1史上最多記録となる69回目のポール獲得を果たした。

 この日のモンツァは朝から雨が降り続き、サポートレースのGP3やポルシェカップの予選セッションは中止。F1のフリー走行3回目も開始が遅れわずか16分間だけの走行となった。予選も開始から4分でロマン・グロージャンが直線走行中にアクアプレーニング現象でコントロールを失ってクラッシュし赤旗中断。

 2時間36分もの中断を挟んで16時40分にセッションが再開されると、ウエットコンディションでも速さを見せたのはメルセデスAMG。雨脚が強まった最終予選ではインターミディエイト(浅溝)タイヤを履いてコースインする判断ミスを犯したが、すぐさまピットインしてフルウエットタイヤに履き替え、ハミルトンが最終ラップでレッドブル勢を上回るタイムを叩き出してポールポジションを奪った。2位にはマックス・フェルスタッペン、3位にダニエル・リカルドとレッドブル勢が続き、4位にはアゼルバイジャンGPで表彰台を獲得している新人ランス・ストロール(ウイリアムズ)、5位にも新人エステバン・オコン(フォースインディア)が入る健闘を見せた。

 マクラーレン・ホンダ勢はストフェル・バンドールンがQ3に進んだものの10位、フェルナンド・アロンソは13位という結果に終わった。(米家峰起通信員)