「MOTOR GAMES」(日刊スポーツ新聞社後援)の第2戦が28日(土)29日(日)、岡山国際サーキットで行われる。

 

 注目は4輪ドリフトの「FORMULA DRIFT JAPAN」第5戦。今年はこれまでの4戦全てで優勝者が替わる大混戦で、年間王者争いは今回の最終戦までもつれ込んだ。3年連続王者を狙うアンドリュー・グレイ(39=スコットランド)が第2戦を制し、現在、年間ポイントランキング首位に立っているが、第3戦優勝の箕輪慎治(43)が7点差で追う。3位は第1戦優勝の山下広一(49)、4位は第4戦優勝のマッド・マイク(36=ニュージーランド)で、各戦の覇者が上位に並ぶ。

 

 このトップ4の中で最も勢いがあるのがマイク。グレイ、箕輪、山下の3人から誰が抜け出すかが注目された第4戦を制し、大混戦シリーズを創出した。9月24日の追走決勝。山下のマシントラブル・リタイアに始まり、予選トップのグレイ、箕輪が早々とトーナメント敗退。この予想外の乱戦でマイクが頂点に立った。この結果、マイクが年間王者争いに割って入り、「最終戦決着」というドリフトファンにはたまらない状況となっている。