ラグビー日本代表が27日、1勝1分けの好結果を残したフランス遠征から羽田空港に帰国した。

 タックルの精度など防御面で大きく進歩が見られ、就任2年目の代表活動を終えたジョセフ・ヘッドコーチは「いい土台がつくれた。チーム文化が次のレベルに入った」と明るい表情で話した。

 遠征2試合は、トンガ代表をノートライに封じて39-6で快勝し、ワールドカップ(W杯)準優勝3度のフランス代表とは23-23で初めて引き分けた。フランカーのリーチ主将(東芝)は「プロセスが結果につながり、みんなが(方向性を)信じ始めている」と話し、フッカー堀江(パナソニック)は「(フランスと)同点でもみんなに悔しい気持ちがあるのがいい」と手応えを口にした。

 代表活動にともない中断となっていたトップリーグは12月2、3日から再開する。