男子シングルス準決勝で張本智和(エリートアカデミー)が、世界ランキング8位の李尚洙(韓国)を4-2で下し、決勝に進んだ。

 前日、リオ五輪金メダルの馬龍(中国)を撃破した勢いそのままに第1ゲームを奪うと終始、主導権を握り、圧倒した。「取られたゲームはあっさり取られたけど、取れたゲームは粘れた」と満足げだった。

 前日の絶対王者、馬龍も含め、今年に入って五輪金メダリスト2人を破る大金星を挙げまさに快進撃が続く。決勝では中国オープン1回戦で破った12年ロンドン五輪金メダルの張継科(中国)と対戦。「勢いと実力では負けていないと思う」と強気に構える。13年塩野真人に続く同大会で日本男子4人目の優勝を目指す。