ワンツーフィニッシュで締める。20年東京オリンピック(五輪)競泳男子400メートル個人メドレーが、競泳最終日に行われる案で調整されていることが19日、分かった。萩野公介(23=ブリヂストン)瀬戸大也(24=ANA)の活躍が期待される同種目は04年アテネ五輪以降競泳第1日に始まった。だが、東京五輪では00年シドニー五輪以来20年ぶりに第1日を外れ、世界選手権と同じ最終日になる可能性が浮上した。

 16年リオデジャネイロ五輪では萩野が金、瀬戸が銅を獲得。特に萩野は「リオ金1号」となり、日本選手団に勢いをつけた。五輪史上最多41個というメダルラッシュを呼び込んでいる。

 東京五輪ではFINAが午前決勝を認める方針を示したことで、競泳は10日間開催となる見通し。正式決定前で流動的な部分は残されているが、男子400メートル個人メドレー決勝は8月3日午前に行われる可能性が出てきた。リオで金1号を射止めて、競泳ニッポンにとって大きな期待を担う同種目。東京では競泳最終日を飾る勝負レースになる。