フィギュアスケート男子で平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が20日、前日19日に強盗に襲われて刺殺された14年ソチ五輪銅メダリストのデニス・テンさん(25)への思いを明かした。

 自身のホームページを更新し、動揺している胸中を隠すことなくつづった。

 「突然の訃報を、信じる事が出来ません。同じ試合で何度も戦い、何度も顔を合わせ挨拶をしていた事、当たり前に思っていたことが突然出来なくなった事がまだ受け止められていません。優しくて、礼儀正しくて、母国の為に尽くしてきて、こんな事で失う人では無いと深い悲しみが込み上げてきます。今は気持ちの整理がつかず、二度と演技を見る事が出来ないのが辛いです。僕は偉大なるデニス・テン選手を生涯忘れません。謹んでご冥福をお祈りいたします」

 テンさんと宇野は、昨季もグランプリ(GP)シリーズのフランス杯、4大陸選手権(台北)、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)でともに戦っていた。