教育関連企業の株式会社LOCOKが運営する陸上クラブが21日、東京都内で会見を開き、新体制を正式発表した。
女子競歩で昨年9月の世界選手権東京大会を最後に現役引退した岡田久美子新監督(34)が、指導者の抱負を口にした。
五輪3大会連続、世界選手権6大会連続代表の日本女子競歩界の第一人者。埼玉・熊谷女子高で競技を始め、立教大、ビックカメラを経て、22年からは夫で五輪3大会代表の森岡紘一朗がコーチを務める富士通で活動してきた。
五輪では24年パリ大会混合リレーで8位入賞。今年9月の世界選手権東京大会では20キロに出場し、1時間30分12秒で18位だった。
3月末に所属先の富士通を退社。セカンドキャリアの指導者の新天地に選んだのは名古屋アジア大会女子の2種目代表入りの梅野倖子のいるLOCOKだった。
「この長い期間、競歩1本でやってきたので、ここでばっさり競歩から撤退するのが寂しい気持ちがずっと残っていた。梅野選手のような才能があふれ、性格も良くて前向きな子に私の何かアドバイスが届けば、私自身もこれからの人生をとおいて新しいことにチャレンジできるかなという風に考えた」と経緯を明かした。
順大で指導していた夫の教え子を引き継ぐことには「森岡さんが大事に育てた子だと思う。私もまだ指導者としてまだまだなところがある。家に帰れば(夫が)いるので、ちょっと聞いてみたりとかいろいろ教えてもらったりしながら、陰の立役者として協力してもらいながら梅野選手に結果を残せるように頑張っていきたい」とも言う。
アジア大会2種目代表の梅野には金メダルを狙わせて、マラソン競歩1種目に絞らせる考えも示した。
最大目標は来年の世界選手権北京大会、2028年ロサンゼルス五輪(オリンピック)でのメダル獲得。アジア大会後には、五輪種目であるハーフの距離に移行していく。「彼女の持ち味を十分に発揮できると考えている、また彼女と相談になるけど、フルマラソン競歩を1つの視野に入れながら、9月までに強化していけたら」と話した。

