2020年東京五輪(五輪)・パラリンピック組織委員会は17日、子どもたちが勉強しながら五輪やパラリンピックを学べる「東京2020 算数ドリル」19年度版を都内全公立小学校1273校に配布すると発表した。

18年度版の「算数ドリル」は渋谷区の全公立小学校18校で展開。これを都内全域に拡大し、オリンピアンやパラリンピアンによる実戦授業も行う。さらに、鹿児島県指宿市の全公立小学校など希望する全国の自治体にも展開を予定している。ドリルは小学6年生が対象で、今年度は約1000人が学習。来年度は約10万人が学ぶことになる。

19年度版の表紙を飾るのはA巻(五輪編)が体操男子の白井健三、B巻(パラリンピック編)は陸上の重本紗絵。白井は「ドリルは競技と算数を組み合わせたものですが、スポーツも勉強もどちらも諦めないことが大事です」と、コメントを寄せている。