白星が遠い。東地区最下位のレバンガ北海道は中地区最下位の横浜ビー・コルセアーズに75-86で敗れ、16年Bリーグ発足以来ワーストの9連敗となった。2点リードで迎えた後半開始の第3クオーター(Q)に27失点。内海知秀監督(60)は「第3Q途中からフラストレーションがたまり我慢ができない。そこで点差がついて先手を握られた」と唇をかんだ。

バイロン・ミュレンズ(30)デイビッド・ドブラス(37)の両外国人はゴール下の攻防を制し2人合わせて47得点、18リバウンド。200センチ超3人を擁する相手インサイド陣と互角以上に渡り合ったが、外からの攻撃力に差があった。

日本人3選手が2桁得点の横浜に対し、レバンガは折茂武彦(48)の9得点が日本人最多。3点シュートも16本中2本と低確率。外からの攻撃が機能しないことで守備が固まった相手に攻め込まれた。川辺亮平(24)は「1人1人が底上げしていかないと得点は伸びない」と課題を口にした。

前節秋田ノーザンハピネッツ戦に続き、横浜2連戦も落とした。B1残留を争う下位チーム相手に勝てない状況で次節23日は敵地で中地区2位の川崎ブレイブサンダースと対戦する。川辺は「チーム、ファンが一丸になって最後まで諦めずに戦っていきたい」。このままでは終われない。【浅水友輝】