【光州(韓国)13日=益田一弘】寺内健(38)、坂井丞(26=ともにミキハウス)組が「東京五輪内定1号」となった。男子シンクロ板飛び込み決勝で7位。代表内定条件の8位以内をクリアした。全競技を通じて個人名での「東京五輪内定1号」になった。

予選は25組中2位。安定した演技で少しずつ順位を上げて6本を終えて合計384・09点をマークした。寺内は「順位ほど内容が良かったわけじゃないが、丁寧にできた。決勝も臆せず飛べばいいスコアが出ると思う」と言えば、坂井も「朝から動けていたのは収穫です」と口にしていた。

寺内は2月に右肩を痛めて、慎重に調整を行ってきた。それでもこの日は「アドレナリンが出ているから痛さはあまり感じない」と気丈に言った。96年アトランタ大会での初出場から24年をへて、自国開催の五輪に向かう。38歳の年齢にも「体力が下がっていれば引退している。ここ5~6年は変わっていない」という。3月に引退したプロ野球イチローの存在も励みになっていた。「僕が代表になる前から活躍する人が現役をやっていた。この2、3年はイチローさんの言葉が指針だった。(競技を)継続するチャンスは自分でつかみとらなきゃいけない、というものがある」。

寺内は、馬術杉谷に並ぶ夏季五輪日本勢最多の6度目、坂井は2大会連続2度目となる。シンクロ種目での五輪出場は日本初のケースとなる。