ハンドボールの東京オリンピック(五輪)前哨戦、女子世界選手権が30日、熊本県で開幕する。44年ぶり出場の五輪に向けて弾みをつけたい日本は29日、開会式と開幕戦(対アルゼンチン)の舞台となるパークドーム熊本で軽く調整。ウルリック・キルケリー監督(47)は「準備はできている。いいスタートが切れるはずだ」と話した。
6カ国による1次リーグの突破を目指す日本にとって、アルゼンチンとの初戦は大きなカギ。「ロシアが抜けた存在で、続くのはスウェーデン。日本はアルゼンチン、中国と3位を争うことになる」とキルケリー監督は話し「初戦は大事。勝てなければ厳しいことになる」と続けた。
大会直前に、攻守の2枚看板が負傷で離脱。司令塔の横嶋彩(29)が9月末に負傷、守備の要で主将も務める原希美(28)は今月中旬に負傷でメンバーを外れた。「2人が抜けたことも踏まえて準備はしている。日本は全員がキープレーヤー。チームで戦う」とキルケリー監督は不安を振り払うように言い切った。
97年に同じ熊本で行われた男子世界選手権では、日本がベスト8入りをかけてフランスと対戦。1点差で敗れたものの、世界王者との互角の勝負は今でも語り継がれる。その時と同じパークドームでの大会。「22年前、日本であったことは覚えている。今回も、最高のパフォーマンスで大会を盛り上げたい」とキルケリー監督は力強く話した。


