【メルボルン21日=吉松忠弘】壮絶な試合で、日比野が全豪初勝利だ。予選勝者で世界103位の日比野菜緒(25=ブラス)が、2時間27分の粘りを発揮。最後は相手をけいれんに追い込み、同104位の彭帥(中国)に4-6、7-6、6-3のフルセットで勝った。

「コーチと取り組んできたことをコートで表現できている」。日比野は、緩急をつけたテニスで、相手の体のバランスを崩したり、意表を突いたりのプレーで対抗した。

相手は、カウンターがうまく、その相手のカウンター封じのため、逆に自分から打たせる戦法も取るなど、手を替え品を替えてかき回した。最後は、相手の体が力尽き、ほぼ動けない状態で、全勝初勝利につなげた。

◆全豪オープンテニスは、WOWOWで1月20日~2月2日、連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。大会第2日はWOWOWテニスサイト・WOWOW公式YouTubeで無料配信