Vリーグ女子2部アランマーレ 悲願アタック新戦力

バレーボールVリーグ女子2部(V2)のアランマーレは1日、拠点の山形・酒田市内で新体制会見を行った。アウトサイドヒッター草島華穂(22)榎本里歩(22)小泉春葵(22)、リベロ細田瑠加(21)の4選手が新加入。チームの根幹であるトータルディフェンスに磨きをかけ、リーグ2位以内、そして入れ替え戦を経て1部(V1)昇格に挑む。

チーム創設6季目は波乱の船出になった。新型コロナウイルス感染拡大を受け、会見では発言するとき以外はマスク着用。空気清浄機を稼働させ、会見場の扉と窓も開けた状態で外気を取り入れながら換気を徹底した。山形県外から加わった4選手は3月26日に合流も、現在はリスクマネジメントの一環で、練習と食事など寮生活は既存メンバーとは別々に行っている。

会見ではそれぞれが意気込みを語った。メンタル面に優れオールラウンダーの草島は「入れ替え戦にいけるように頑張りたい」。スパイクの破壊力が売りの榎本は「責任感を持って自分ができることをやっていきたい」。キレのあるスパイクが武器の小泉は「一生懸命やりパワフルなプレーを見せたい」。クレバーな守備が魅力の細田は「チームの持ち味を出せるようなレシーバーになりたい」と力を込めた。

昨季は11勝10敗で8チーム中5位。それでも全チームから勝利を奪い、終盤7試合は6勝1敗の好成績で締めた。1セットあたりのブロック決定本数2・38、サーブレシーブ成功率62・7%はともにリーグ2位。持ち味であるサーブから始まるトータルディフェンスは上位にも通用した。

一方、攻撃面は迫力不足だった。アタック決定率30・8%はワースト2位。チーム創設から指揮する北原勉監督(39)は「昨季の良かった点をそのまま伸ばしつつ、課題をしっかり改善していく。トータルディフェンスを軸に爆発的な攻撃力で勝っていきたい」。今季は総合力を重視する。

現状ではシーズン前のサマーリーグは6月開催予定だが、コロナ禍で今後の日程は流動的だ。天童拠点だったパイオニアは14年に廃部となり、その翌年にアランマーレが誕生した。昨季は酒田、天童で試合開催。今季は鶴岡にも活動地域を広げる。強く愛される「おらが街のチーム」へ1歩ずつ前進する。【山田愛斗】

◆小泉春葵(こいずみ・はるき)1997年(平9)5月20日、埼玉県生まれ。市川越、日女体大を経て入団。アウトサイドヒッター。背番号20。愛称ハルキ。170センチ。

◆細田瑠加(ほそだ・るか)1998年(平10)11月16日、長野県生まれ。古川学園、仙台大を経て入団。リベロ。背番号14。愛称ルカ。160センチ。

◆榎本里歩(えのもと・りほ)1998年(平10)3月30日、神奈川県生まれ。伊勢原、松蔭大を経て入団。アウトサイドヒッター。背番号12。愛称ケイ。170センチ。

◆草島華穂(くさじま・かほ)1997年(平9)7月29日、富山県生まれ。富山第一、富山大を経て入団。アウトサイドヒッター。背番号7。愛称サク。164センチ。