ラグビーのトップリーグ(TL)パナソニックが、北半球から大型補強を敢行した。25日、チームは2人の新加入選手を発表した。

まずはイングランド代表で45キャップを誇るロックのジョージ・クルーズ(30)。19年W杯日本大会ではエディー・ジョーンズ監督率いる代表の一員として、W杯準優勝に貢献した。

イングランドのサラセンズに所属し、4年に1度結成される17年の「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ(イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドの4協会連合軍)」にも選出された。日本でのプレーに向けて「昨年の素晴らしいW杯、そして日本のラグビー界がとても盛り上がっているこの時期に、ロビー・ディーンズ・ヘッドコーチ(HC)率いるパナソニックに加入できることを誇りに思います。私のキャリアの中での新たなチャレンジに挑戦できることを、とても楽しみにしています」と決意を新たにした。

2人目はウェールズ代表29キャップを持つCTBハドレー・パークス(32)。こちらも19年W杯日本大会で来日し、チームの4位に貢献した。ウェールズのスカーレッツから新天地に日本を選び「ディーンズHCとは以前から面識があり、チームのスコッドや彼の実行するプログラムが、我々を優勝トロフィーへと導いてくれることを確信しています。W杯の際、私は日本での時間を楽しみました。今後、来日してからは妻と娘と一緒に日本での生活を経験できることを、本当に楽しみにしてます」とコメントした。

パナソニックは20年のTLで開幕6連勝を飾ったが、新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が打ちきりとなった。フッカー堀江翔太(34)やプロップ稲垣啓太(29)ら、W杯日本代表メンバーも多数在籍。豪華な共演が、ラグビー界の盛り上がりに一役買いそうだ。