東レがホーム開幕戦を勝利で飾れなかった。WD名古屋に0-3でストレート負け。開幕3連敗となった。新加入のパダル・クリスティアン(23=ハンガリー)が、リーグデビュー。チーム最多12得点を挙げるも及ばなかった。

身長197センチ。最高到達点370センチ以上の大型助っ人は、何度も強烈なスパイクを見舞った。「日本でプレーできて幸せ。試合に敗れて残念だが、セットが進むごとに調子は上がっていった」と振り返った。

新型コロナウイルスの影響で、来日が今月上旬にずれ込んだ。2週間の隔離生活を経て、20日にチーム練習へ合流したばかり。この日は、味方とのタイミングが合わない場面もあり、連係不足は否めなかった。パダルは「時間が解決してくれる。徐々に良くなっていくと思う」。篠田歩監督(40)も「準備する時間が短く、急造チームだった。彼のサーブやスパイクの威力は、まだまだ上がるはず」と期待した。

25日も同会場でWD名古屋と対する。パダルは「今日(24日)よりも良いプレーを確実に出せる」と自信を示した。今季初白星をたぐり寄せる。【古地真隆】