ジャンプ男子個人ノーマルヒルで小林陵侑(24=土屋ホーム)は合計250・0点で日本勢最高12位だった。1回目は104メートルで3位の好位置につけたが、2回目は96・5メートルと距離を伸ばせず、順位を落とした。「レベル的には打倒な結果。完璧なパフォーマンスを2本そろえられなかった」と振り返った。

世界選手権3度目の出場。個人で初のメダル獲得はお預けとなった。直前のW杯個人戦(2月19日、ルシュノブ)で日本男子歴代単独最多の通算18勝目を挙げた。調子を上向かせて臨んだだけに、「目の前のメダルだったので、悔しいけど、そういうジャンプをしている」と受け止めた。2回とも踏み切りのタイミングが遅れ、納得のジャンプを飛べなかった。

28日混合団体へ、気持ちを切り替える。「とりあえず明日はタイミングを合わせたい」と修正を誓う。今大会のテーマに「自分の納得いくジャンプを2本そろえる」を掲げる。その先に結果がついて来ると信じている。3月5日男子個人ラージヒルでの初の表彰台につなげたい。

ジワ(ポーランド)が268・8点で初優勝。その他の日本勢は佐藤幸椰が16位、佐藤慧一が21位、小林潤志郎(すべて雪印メグミルク)が29位だった。