羽生結弦(26=ANA)の20-21年シーズンが幕を閉じた。コロナ禍に見舞われた1年と東日本大震災から10年を思い、復興支援ソング「花は咲く」を披露。前日のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)練習の意図、ショートプログラム(SP)をピアノ曲に戻すことを「考え中」と明かすなど来季の展望も語った。

羽生は出番前にサプライズでマイクを握り「みんなで今季最後に、ここで滑れたことを本当にうれしく思います。僕たちが滑った演技が希望や勇気、苦しい中の何かの光になれることを願っています」とあいさつした。「花は咲く」の最後は一輪のガーベラを手に「君のために」と2度、口ずさみ、アンコールでは「レット・ミー・エンターテイン・ユー」を披露した。