【モンペリエ(フランス)=松本航】ペアショートプログラム(SP)3位の三浦璃来(20)、木原龍一(29)組(木下グループ)が、日本勢過去最高の2位に入った。フリー3位の127・97点で、合計199・55点。2人の躍進で次回出場枠の最大「3」をつかんだ。男子SPでは宇野昌磨(トヨタ自動車)が世界歴代3位の109・63点で首位。鍵山優真(オリエンタルバイオ/星槎)が2位、友野一希(セントラルスポーツ)が3位につけた。

【フィギュア】宇野昌磨1位、鍵山優真2位、友野一希3位発進/世界選手権男子SP詳細

木原の胸中が今季の充実度を表した。演技を終え、得点発表を待ちながら「あぁ、やっとシーズンオフだ」と思った。ジャンプやスロージャンプの乱れが続き、フリー自己ベストには13・07点及ばない。それでも「毎試合、毎試合、いい成績を出さないといけない気持ちがあって、少し疲れてきていた」。演技後に「ごめん」と謝る三浦を抱き寄せ、優しく腰をたたいた。

ロシア軍のウクライナ侵攻でロシア勢の出場が認められず、五輪上位5組が欠場。日本勢最高の2位にも三浦は「悔しさが残ったメダル。まだまだ自分たちは、そこに値しない」と満足していない。大会後は日本でアイスショーに出演し、5月に拠点のカナダへ戻る予定。木原は「新しい技を学んでいきたい」と「りくりゅう」は進化を続ける。