まさかの結末となった。東地区2位の仙台89ERSが西地区3位の西宮ストークスとの「東西上位対決」に75-76と競り負け、4連勝を逃した。第4クオーター(Q)残り3秒あまりでジャスティン・バーレル(33)の2点ゴールで逆転。しかし、75-73で迎えた残り2・4秒、ブザービーターとなる3点シュートを許し、最大20点のリードを守り切れなかった。藤田弘輝ヘッドコーチ(HC=35)は「良い流れで試合を運んでいただけに、すごく悔しい敗戦です」と言葉を振り絞った。
第3Qまでは盤石な試合運びで、1度も試合の主導権を渡さなかった。同Qの開始早々に片岡大晴(36)の3点シュートを皮切りに、4連続得点を挙げるなど最大20点のリード。だが、最終Qに暗転した。ターンオーバーでのミスが重なり、点差が徐々に縮まっていく。前半は無得点に封じた西宮デクアン・ジョーンズに同Qだけで13得点と、その勢いを止めることができず18-34と最後に力尽きた。藤田HCは「終盤に流れが変わって、流れを引き戻すことができなかった」と振り返った。
片岡が意地を見せた。この試合、両チーム最多5本の3点シュートをマークし、成功率62・5%。第4Qで決めた3本はいずれも逆転された直後の場面での1本で、日本人最多の18得点と気を吐いた。
逆境の中で迎えた一戦だった。コロナ禍の影響で、チームは今季3度目の活動休止を余儀なくされ、練習再開は3月31日。主力選手の数人が離脱するなど、今節はベンチ入りメンバー9人で臨んでいる。藤田HCは「本当に悔しいですけど、9人で良く戦ったなと思います」。プレーオフ進出マジックは「2」。気持ちを切り替え、今日3日の2戦目で勝利をつかむ。



