世界ランク14位の高橋沙也加(30=BIPROGY)がストレート負け(13-21、11-21)し、初戦で敗退した。

相手は同9位の何氷嬌(中国)。16年大会女子シングルスの王者で、今春行われたドイツオープンでは山口茜、東京五輪金メダリストの陳雨菲(中国)を下して優勝した実績を持つ。

高橋は「相手と自分の差が大きかった」と肩を落とした。

ネット際でのミスが目立った。高橋は「迷いながら試合をやっていたので、ミスが多かった」と振り返る。

「ギリギリの球を狙わないと引かないと思って。少しでも嫌な展開に持って行きたかったんですけど」

打ち込まれない球にこだわったことがミスにつながった。第1ゲームを落とし、負けられない第2ゲーム。激しいラリーで相手のミスを誘い、一時は11-14まで迫ったものの、流れはつかめず。終盤に攻めきれずに、ミスも重なって連続7失点し、敗退した。

前週、自身の集大成とする世界選手権で山口茜と対戦して敗れた。胸の中には「迷い」があった。

「いつもだったら切り替えて頑張ろうと思うんですけど(今回は)迷いというか、次に向けて頑張れるのかなという不安があった。言い訳にならないことは分かっているので、自分の弱さだと思う。自分にとって限界なのかなと思った」と声を震わせた。

昨夏の東京オリンピック(五輪)出場を逃してからは、同選手権をモチベーションに競技を続けてきた。今後の活動については「ゆっくり休んで、リフレッシュしてからしっかり考えたい」と話した。【竹本穂乃加】