13歳最後の日は、1年の成長を凝縮した1日だった。

ショートプログラム(SP)首位の島田麻央(木下アカデミー)はフリーで131・83点を記録。合計199・35点で、同選手権初出場で初優勝を飾った。

「昨日も今日も緊張して…」。そう言いながら、冒頭でトリプルアクセル(3回転半)に成功。静寂が拍手に変わり、緊張がほどけた。4回転トーループは転倒したが、次の連続3回転ジャンプは決めた。優勝の瞬間、静かにうなずいた。

昨年11月に全日本ジュニア選手権を優勝。ジュニアグランプリ(GP)シリーズも2大会連続で制した。飛躍の裏で「海外選手は表情が豊か」と学んだ。この日は、曲のテーマ「白鳥の王子様」に合わせ「最初は子どもらしい白鳥、途中からは静かな大人の白鳥、最後は大人だけど楽しく羽ばたく白鳥」を演じきった。また一つ成長した。

30日で14歳。誕生日にほしいものは「新しいiPhoneとワイヤレスイヤホン」と笑った。12月にはジュニアGPファイナル(イタリア)を控える。「13歳も良い年だったけど、それを超えるくらいの年にしたい」。14歳の島田は“大人だけど楽しく羽ばたく白鳥”のごとく、リンクを跳ぶ。【藤塚大輔】

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