東福岡が6トライの猛攻で報徳学園(兵庫)に圧勝して、6大会ぶり7度目の優勝を飾った。試合後、藤田雄一郎監督(50)は目に涙を浮かべて、選手をたたえた。

6大会ぶりの王座奪還を遂げた選手に「5年の壁は大きく、彼らも3年間地道にできることを、自分をコントロールしながら高校生活、ラグビーを続けてきた。すごい3年生です」と激賞した。

試合を振り返り、藤田監督は「緑の壁を、報徳学園さんにやり続けようというのが合言葉だった。それができた60分だった」という。前半からエンジン全開でぶちかました。同0分、キックチャージから右につないで、WTB上嶋友也(3年)が先制トライ。同12分、相手ラインアウトを奪い、左にテンポ良くワイド展開して、FB石原幹士(3年)が連続トライを決めた。

後半も東福岡の勢いは止まらなかった。前半は東福岡リードの12-7で折り返した。後半2分、2点差に詰められた。だが、東福岡は同10分、右ラインアウトからのキックパスがつながり、CTB西柊太郎(3年)がトライするなど、怒濤(どとう)のトライ量産でリードを広げた。

コロナ禍で辞退した昨年3月の選抜大会決勝も、報徳学園が相手だったが無念の不戦敗。直後、練習試合として行われた一戦は勝利したが、同7月の7人制決勝でも敗れ、22年度の2冠を譲っていた。

報徳学園とは、交流戦を長年続けてきた。同代表候補が同じ8人もいる宿敵でいて好敵手。その相手と、この日が花園での初対戦。3冠をかけて臨んできた相手の夢をついえさせた。

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