フィギュアスケートのアイスダンスで、今季の全日本選手権優勝や世界選手権11位(日本勢最高タイ)の成績を残した「かなだい」こと村元哉中(30)高橋大輔(37)組(関大KFSC)が2日、都内ホテルで引退会見を開いた。
結成3季目。思い出に残った試合を聞かれると、「難しいなあ」と高橋。挙げたのは、4月の世界国別対抗戦(東京体育館)だった。2月に引退を決断して臨んだ、競技者として最後の試合。
「フリーの日なんですけど、めちゃくちゃ緊張してたんですけど、なんか名前呼ばれるまで、本当に今までないぐらいゆっくり会場を見渡して、『これを目に焼きつけとかなきゃな』みたいな感じで試合に挑んだの初めてだったので、その時に本当によく、もう皆さんが温かい雰囲気を作ってくださって、ラストの演技頑張ろうと。あんまりしないガッツポーズもできて、やりたいことを全部できた試合になったので。最後の国別は、そういう意味で思い出深い試合になりましたね」。客席が作り出してくれた雰囲気に感謝しながら、有終の美となった。
村元は昨年10月のスケートアメリカを挙げた。「ケガをして、ハリケーンもあって、本当に大変で。試合直前に大けがして出るかでないか選択肢が自分にあるのが初で。葛藤あって、いろいろ悩んだ数日で。練習してない割にはとても良い演技できて。大ちゃんとの気持ちもぐっと近くなった。あれがあったからいまの絆ではないですけど、つながるのかな」と振り返った。


